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仏「志願制兵役」を来年夏に導入へ マクロン氏「危機避ける唯一の方法は備えること」

国際

11/28 02:12


 フランスのマクロン大統領はロシアの脅威などを念頭に、若者を対象にした「志願制の兵役」を来年夏に導入すると発表しました。 フランス
 マクロン大統領 「新たな国民(軍事)奉仕活動は、来年の夏から段階的に導入される。この奉仕活動は3つの明確な目標を追求する。国家と軍の絆の強化、国家の抵抗力の強化、そして若者の教育の充実だ」
 フランスのマクロン大統領は27日、陸軍の部隊を視察した際に演説し、成人したばかりの18歳と19歳を対象にした「志願制の兵役」を来年から導入すると表明しました。
 兵役はフランス領内での活動に限定し、10カ月の期間中は給与が支払われます。
 来年夏に3000人から開始して段階的に人数を増やし、2035年までに5万人の参加を見込んでいます。
 マクロン大統領はロシアの脅威などを念頭に「力が法を凌駕する不確実な世界で、戦争は現在の現実だ。危機を避ける唯一の方法は備えることだ」と訴えました。
 ヨーロッパではクロアチアが2008年に停止した徴兵制を来年再開する予定で、ドイツでも2011年に停止した徴兵制に代わる新たな兵役制度を来年から導入する方針です。
 デンマークでは今年7月から男性と同様に女性も徴兵の対象となる制度が始まっています。