中国からの留学中止相次ぐ「先生が一方的に…」日本への“留学自粛検討”から1カ月
国際|
12/16 20:03
中国政府が自国民に日本への留学の自粛検討を呼び掛けてから1カ月。本人の意向にかかわらず、国費留学や交換留学が実際に中止や延期となるケースが相次いでいることがANNの取材で分かりました。
中国人学生
「(留学に)『行きたい』と言ったのに、先生から『大学がキャンセルした』と言われた。日本にすごく憧れていたので今回はとても残念。皆、ネット上で(日本と)衝突しろと言っているが、本当にしたら影響を受けるのは私たち庶民だ」
この学生は来年4月から日本の大学に交換留学する準備を進めていたところ、中国の所属大学側から「中止」を告げられました。
また、中国人留学生を多数受け入れている名古屋大学では、先月から国費留学する予定だった中国人学生や大学院で研究指導を受けることになっていた中国人研究員が日本への渡航延期を余儀なくされたことが分かりました。
大学側には、この研究員からは「ビザ取得に必要な書類を発行してもらえなくなった」などといった説明があったということです。
留学の中止や延期の連絡は北海道大学や立命館大学でも確認されていて、今後さらに増える可能性があります。





