ロシアのモスクワ郊外にある学校で生徒が他の生徒らを刃物で襲い、生徒1人が死亡、数人が負傷しました。
　現地メディアなどによりますと、16日午前9時ごろ、モスクワ郊外の学校で15歳の男子生徒が刃物で他の生徒らを襲い、10歳の生徒1人が死亡しました。
　また、制止しようとした警備員と数人の生徒も負傷しました。
　犯行に及んだ15歳の少年はその場で拘束され、捜査当局が動機の解明を進めています。
　独立系メディアによりますと、少年は襲撃の様子を自ら撮影し、その動画がSNSなどを通じて出回ったと報じられています。
　動画には教師や生徒に国籍を尋ねて回る様子や襲い掛かる様子が映っているということです。
　また、少年が身に着けているティーシャツのスローガンなどから、ロシア人至上主義的な思想を持ってるとみられるということです。
　現場となった学校はプーチン大統領の公邸に近く、エリート校として知られています。