アメリカ労働省が16日に発表した11月の雇用統計で、景気の動向を敏感に示す農業分野以外の就業者数は、前月と比べて6万4000人増えました。
　市場が事前に予想していた5万人程度の増加を上回りました。
　予算切れに伴う政府閉鎖が10月1日から43日間続いたことで、雇用統計の発表は大幅に遅れていました。
　同時に発表した10月の就業者数は、10万5000人のマイナスでした。早期退職に応じた連邦職員の数が反映されたことが影響したとみられます。
　11月の失業率は4.6％で、9月から0.2ポイント悪化し、市場予想を上回りました。
　10月の失業率については、必要な調査ができなかったため、公表は見送られました。 （「グッド！モーニング」2025年12月17日放送分より）