ウクライナのゼレンスキー大統領はアメリカ側とまとめたロシアとの20項目の和平案の内容を初めて明らかにしました。ただ、領土の問題を巡って相違が残っているとしています。
　ウクライナ国営通信によりますと、ゼレンスキー大統領は23日、記者団に対して和平案の20項目を1つずつ細かく説明しました。
　停戦後の安全の保証やウクライナの平時の兵力を80万人に限ることなども盛り込まれているということです。
　注目されているロシアが割譲を求める東部のドネツク州を巡っては相違が残っていて、現在の前線で凍結する案とウクライナ軍も撤退する「非武装地帯」を設定する案があると説明しました。
　そして、最終決定には首脳レベルの協議が必要だという考えを示しました。