アメリカ大統領選挙の投票日まで1カ月を切るなか、民主党のハリス副大統領は「非常に健康」だとする主治医の診断結果を公表しました。
　ハリス氏の主治医は12日、ハリス氏が4月に受けた健康診断についてホワイトハウスを通じて書簡を公表しました。
　それによりますと、現在59歳のハリス氏は鼻炎などの季節性アレルギーの既往歴があるものの、診断の結果は「非常に健康」で、軍の最高指揮官を含む大統領の職務を遂行するうえで必要な「肉体的、精神的な強靭性を持っている」と評価しました。
　また、ハリス氏は毎日、有酸素運動を行って健康な生活を維持し、タバコは吸わず、飲酒も適度だとしています。
　ハリス氏の詳細な健康状態が公表されるのは今回が初めてです。
　大統領候補には健康診断の結果を公表する義務はありませんが、共和党のトランプ氏は自らの健康に関する情報をほとんど開示していません。
　現在、78歳のトランプ氏は大統領選に当選すれば就任式の時点で史上最高齢となるため、高齢や健康状態に懸念も出ています。
　ハリス陣営としては若さや健康さをアピールし、トランプ氏と対比させる狙いがあります。