欧州とウクライナ首脳らが会合 停戦条件などを議論
国際|
08/18 02:47

アメリカのトランプ大統領との会談を翌日に控え、ウクライナを含むヨーロッパの首脳らが17日、ロシアとの停戦の条件などについて議論しました。
イギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパを中心とする「有志国連合」の首脳らが17日、オンラインで会合を開き、ウクライナの安全保障、領土の保全などを話し合いました。
ゼレンスキー大統領は訪問中のブリュッセルから参加しました。
ゼレンスキー氏は会合の後、SNSで、「領土の問題は極めて重要であり、ウクライナとロシアの指導者のみが議論すべきだ」とする一方で、「ロシアがそのような姿勢を見せる兆しはない」として、ロシアに新たな制裁を科すよう訴えました。
アメリカメディアは、ロシアが停戦の条件として、ウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)の割譲とウクライナ軍撤退を求めていると報じています。
また、フランスのマクロン大統領は会談後、「我々はすべての国の主権と領土保全を尊重する、強固で永続的な平和を望んでいる」と述べ、ロシアに対して弱腰になるべきではないと主張しました。
18日には、ウクライナのほか、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパの首脳らが、ワシントンを訪問し、トランプ大統領と会談する予定です。