タイ国籍の12歳の少女が違法に働かされていた事件を巡り、少女の母親が台湾で拘束されていたことが分かりました。
　タイ警察などによりますと、東京・文京区の違法な個室マッサージ店に少女を置き去りにした母親は、台湾に渡航した後、別の売春事件に関わったとして現地当局に身柄を拘束されていたということです。
　母親は9月に台湾に入り、すでにビザなしで滞在できる期間を超えていて、現在、台北市内の移民当局の施設に収容されているということです。
　タイ警察は今後、母親の身柄をタイに移送する手続きを進める方針です。
　また、来週にも日本に捜査員を派遣し「タイに帰りたい」と話している少女についても帰国させる方向で調整します。