ロシア軍が制圧を主張していたウクライナ東部のドネツク州の要衝・シベルシクからウクライナ軍が撤退したと明らかにしました。
　ウクライナ軍参謀本部は23日、部隊の戦闘能力を維持するためとして東部のドネツク州の要衝・シベルシクから撤退したと発表しました。
　ロシア軍が数の面で圧倒的優位な状況にあり、継続的な圧力を掛けてきていたということです。
　ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が11日、シベルシクを制圧したとプーチン大統領に報告していました。
　シベルシクはウクライナ側が保持している、いわゆる「要塞都市」と呼ばれるスロビャンスクやクラマトルシクの東部に位置しています。
　ドネツク州全域の掌握を目指すロシア軍はシベルシクを足掛かりに、こうした要塞都市への攻勢を強めるとみられています。