自民税調会長に小野寺前政調会長を起用へ
政治|
10/09 19:52

自民党の税調会長人事を巡り、高市総裁は「ラスボス」とも呼ばれる財政規律派の宮沢税調会長を交代させ、新たに小野寺五典前政調会長を起用する方針を固めました。
旧岸田派の重鎮で、およそ8年間税調会長を務めている宮沢氏は財政規律を重んじる姿勢で知られています。
後任となる小野寺氏も同じ旧岸田派で、政調会長時代に物価高対策としての消費減税に否定的な考えを示すなど、高市総裁が掲げる「責任ある積極財政」とは距離があるとみられます。
秋以降、来年度の税制改正に向けた議論が本格化するなか、高市総裁と自民党税調との間で方向性を一致させられるかどうかが今後の焦点となりそうです。