共産党前議長の不破哲三さんが死去 95歳
政治|
12/30 15:05
共産党の前議長・不破哲三さんが30日午後1時すぎ、急性心不全のため都内の病院で亡くなりました。95歳でした。
不破氏は1969年に衆議院議員に初当選し、翌年40歳で書記局長に就任「共産党のプリンス」として活躍しました。
1982年に委員長に就任し、87年に党副議長となるも、89年に委員長に復帰、2000年まで共産党のトップとして党を運営しました。
特に1998年の参議院選挙では、比例代表で過去最多の1000万票を超える票を得て、「スマイリング・コミュニスト」と呼ばれ、その年の流行語大賞特別賞を受賞しました。
外交面では31年間対立していた中国共産党との交流を再開するなど、積極的な野党外交を展開しました。
2000年の党大会で志位氏に委員長を譲り、議長に就任しました。
2006年には高齢を理由に議長を退任したものの、共産党の理論的な柱である「科学的社会主義」の理論家として社会科学研究所の所長を務め後進の育成に尽力しました。





