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観測史上1位の雨量も…「台風10号」熱帯低気圧に 今後も大雨に警戒を

社会

09/01 18:07


 台風10号は1日正午に東海道沖で熱帯低気圧に変わりました。関東甲信や東海、近畿では大雨が続く恐れがあり、土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。 ■都心に突然の雷雨
 台風10号は正午、熱帯低気圧に変わったものの、大気が不安定な状態は続いています。
 午後1時ごろ、六本木や銀座など、都心は突然の雷雨に見舞われます。
 危険な雨雲はその後、夢の国に…。 スタッフ 「中に入ってもらっていいですか」
 来園者は、屋根のある場所に避難していきます。園内の人影は、まばらになりました。雨は30分ほど降り続いたそうです。
 横浜の中心部を映したカメラは、正午を過ぎたころから視界が白くかすんでいく様子を捉えます。 ■観測史上1位の雨量…運転再開
 神奈川県は、朝から雨雲がかかり続けました。周辺では72時間に降った雨の量が400ミリを超え、観測史上1位を記録しました。
 台風接近に伴う大雨で線路の盛り土が崩れ、一部区間の運休が続いていた小田急線。午後、復旧し、全線で運転を再開しました。
 これまでに台風10号による死者は7人。100人以上がけがをして、1人の行方が分かっていません。 ■各地に爪痕
 今後も大雨に警戒を
 列島に台風の爪痕が残ります。
 山沿いに建っていたビニールハウスが、土砂に飲み込まれました。被害を受けたイチゴ農家は…。 イチゴ農家 「(Q.被害額は?)計算できない。75、6になるけど初めて見た」
 現場近くの住人は、土砂が崩れたのは先月31日の夕方だったと話します。 萩野翼さん 「見た時はびっくりした。大変なことが起こったと思って。本当に命の危険が…。これはただ事ではないなと本当に思いましたね」
 静岡市では、この6日間で700ミリ以上の雨が降りました。これは平年8月の雨量のおよそ4倍。土砂災害が相次ぎました。
 市内の寺では裏山が崩れ、40基余りの墓石が土砂に飲み込まれました。 鉄舟禅寺
 世永天山住職 「まさかです。本当に。私は寺にいたけれど、大雨で土砂崩れの音も一切聞こえず、私は気付きませんでした」 檀家 「お骨もどうなっているのか、それが心配」 ■東海道新幹線
 今夜6~8時に全線運転再開
 東海道新幹線は1日夜、運転を再開することになりました。
 JR東海によりますと、三島ー名古屋間で終日運休していた東海道新幹線ですが、2日には通常ダイヤに戻る予定だということです。
 関東甲信や東海、近畿ではこの後も大雨が続く恐れがあり、土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。

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