都内の保育園で女児に乱暴をしたうえ、その様子を撮影した罪などに問われている元保育士の男に懲役14年の有罪判決が言い渡されました。
　長田凪巧被告（27）は都内の保育園で勤務していたおよそ2年間、当時3歳から6歳までの女児7人に乱暴をしたうえ、スマートフォンで撮影した罪などに問われています。
　14日の判決で、東京地裁は「抵抗もできない未熟な年齢につけ込んだ卑劣極まりない犯行」「本来、安心して預けられるはずの保育園で大切な我が子が被害を受けた保護者の悲痛な心情は察するに余りある」などと指摘しました。
　そのうえで、長田被告に懲役14年の実刑判決を言い渡しました。
　検察側は懲役15年を求刑していました。
　これまでの裁判で、長田被告は「私が自分勝手な自分の欲を満たすために何の罪もない子どもたちを被害者にしてしまったことは紛れもない事実です」と謝罪していました。