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神宮花火大会に100万人集結 無料絶景スポットは事前予約制に…ごった返しで大混雑

社会

08/17 12:30


 毎年およそ100万人が集まる神宮外苑花火大会が開催されました。東京都心で行われる唯一の花火大会を取材すると、厳戒態勢がしかれていました。 ■無料絶景スポット
 長蛇の列
 1万発の大輪の花が咲き乱れた神宮外苑花火大会。例年100万人が訪れる都内屈指の大会です。
 打ち上げ場所は神宮球場の真横。都心のど真ん中とあって、ビル群の夜景をバックに咲く花火の美しさは類を見ません。
 打ち上げの4時間ほど前。会場周辺を取材していると、閉鎖された都立公園の前にできた行列。一体、なぜ? スタッフ 「事前申し込みされている方の入場です」
 実はこの公園、知る人ぞ知る無料で楽しめる絶景スポット。以前は自由に場所取りできましたが、今年は事前に申し込みをした限定2000人だけが入場できるように変更されました。 事前申し込みをした人 「(Q.予約された理由は?)うちは近所だけど、国立競技場が建ってから見えなくなって家から。(神宮球場の)試合がある時の花火が、ちょうどあそこから見えるので、座れるデッキの上だったらいいな」
 一方、公園の横で座り込むこちらの男性。傍らには、大きな荷物もありました。 場所取りに来た人 「タオルケットとか毛布。横になりたかったので、枕」
 さらに巨大なマットも持参。しかし、ここまで事前準備したにもかかわらず…。 場所取りに来た人 「予約しないと見られないと分かって。場所取りだけしようと来たらこのような状態で。場所も取れないからどうしようかな」
 公園での観覧は諦め移動を開始。花火のよく見える国立競技場の周辺に向かいました。 ■特等席ビル7階
 目の前に花火
 ビルの7階から窓の外を眺める女性。 クロスメディア・ランゲージ
 小野田幸子代表取締役 「そこに見えるのが新国立競技場なんですけど、その真上にとてもきれいに花火が見えます」
 こちらはビジネス書や語学書の出版社。毎年、休業日にあたりますが、社員が集まってオフィスから神宮の花火を楽しんでいるといいます。 小野田代表取締役 「ほんとこんな感じ。花火が全部、最初から最後まで見えるので、特等席だと思います」
 社員の到着を待ち、花火の打ち上げに備えます。
 打ち上げ開始2時間前。会場周辺は大混雑に。車道の交通規制も始まり、一帯は物々しい雰囲気になりました。 イチョウ並木で見る予定だった人 「(ここで見ようと)思っていたんですけど、スタッフの人たちが移動を呼び掛けているので無理かな」
 花火が正面に見えるイチョウ並木では、車道も歩道も入場規制に。行き場を失った人たちでごった返し、前にも後ろにも進めない状態になりました。
 打ち上げ30分前。混雑緩和のために、急きょイチョウ並木の車道は観覧客に開放されました。 スタッフ 「通行される方の迷惑になる恐れがあります。ご移動お願いします」
 警察や警備スタッフが厳戒態勢をしくなか、いよいよ、打ち上げの瞬間を迎えます。
 神宮の夜空を彩る1万発の花火。その華やかな彩りに観客たちは思わず息をのみます。
 あの出版社のオフィスでも歓声が上がっていました。
 夜景の中に浮かび上がる花火は、都心のど真ん中だからこそ。 小野田代表取締役 「めちゃめちゃ楽しい。毎年見るんですけど美しいです」
 そして、大きな荷物を抱えさまよっていたあの男性も、無事花火が見られました。急きょ開放された国立競技場の敷地内から花火を堪能したそうです。 スタッフ 「立ち止まらないでください。道をあけてください」
 立ち止まり防止のためでしょうか。ビューポイントには強い照明もあります。
 打ち上げ中も人の波が続く会場近くの歩道。そんななか、少し離れた路地裏では、建物や電柱などでかけた花火を楽しんでいました。
 さまざまな人たちの思いを乗せた色とりどりの花火。神宮の夜に響き渡りました。 (「グッド!モーニング」2025年8月17日放送分より)

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