新型コロナ患者数 9週連続で増加 カミソリでのど切るような痛み「ニンバス」系統流行
社会|
08/22 16:28
全国の新型コロナウイルスの患者数が9週連続で増加しています。喉の激しい痛みが特徴の変異株「ニンバス」とその系統が8割を占めていることが分かりました。
厚労省によりますと、今月17日までの1週間に全国およそ3000の医療機関から報告された新型コロナの新規患者数は2万2288人で、1医療機関あたり「6.3人」になりました。9週連続で増加しています。
都道府県別では、最も多いのは宮崎の「14.74人」で、次いで鹿児島の「12.63人」、埼玉の「11.52人」でした。
また、JIHS=国立健康危機管理研究機構は7月のコロナの検体を分析したところ、変異株の通称「ニンバス」とその系統が増加を続けていて、全体の8割以上を占めたと発表しました。
「ニンバス」は喉の痛みなどが特徴で、海外では「カミソリで喉を切ったかのような痛み」などとも表現されています。
厚労省は「現時点で、ニンバスの重症化リスクが高いなどの報告はない。これまで通り、手洗い・うがいなど基本的な対策をしてほしい」としています。