京都大「吉田寮」訴訟で和解 大学側の耐震工事などが条件
社会|
08/26 05:57
京都大学・吉田寮に住む学生らに大学が立ち退きを求めて起こしていた訴訟で、2審の大阪高裁で和解が成立しました。
1審の京都地裁は「老朽化を理由に退去を求めることができるという規定が存在しない」として、ほとんどの学生が勝訴し、大学側が控訴していました。
和解の条件は主に、被告となった学生らが吉田寮のうち「現棟」を来年3月末までに明け渡すこと、そして大学側が5年以内に耐震工事を完了させることなどです。
寮生
「(和解条件は)6年半前に我々が提案した骨格とほぼ重なっている。この6年半は必要だったのか」
京都大学は「大きな進展であると受け止めています。耐震工事について検討を進めて参ります」としています。