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秋は来る?東京「猛暑日」迫る 冷やし中華はいつ終わる?

社会

09/18 18:45


 18日の東京は35℃に迫る暑さとなりました。ただ、19日は気温急降下、27℃の予報です。季節の境目が曖昧(あいまい)になるなか、ラーメン店も夏の風物詩をどうするか頭を悩ませています。 ■冷やし中華はいつ終わる?
 9月も半ば。暦の上では秋なのに、東京は猛暑日一歩手前です。 70代の人 「夏は終わらない?ずっと咲いていたラベンダーが今年の夏枯れた。(暑さに)耐えられなかった」 20代の人 「干からびそう。暑いも寒いも長い。ちょうどいい時がない」
 19日は一気に気温が7℃以上下がる予報ですが、まだまだ夏を終われない現場がありました。 味の萬楽
 4代目女将
 古室真由実さん 「(厨房(ちゅうぼう)は)サウナの中みたい。全然暑くて。もう秋はなくなったのかな」
 都内の老舗ラーメン店。店主が作るのが、夏の定番「冷やし中華」です。本来なら、そろそろ終わりの時期ですが…。 古室真由実さん 「今年は9月末まで提供する予定だが、暑すぎると10月が見えるかもしれない」
 創業100年を超える店でも、今月末まで延長するのは異例のこと。
 冷やし中華をやめる基準は気温。25℃を下回ると売れなくなるといいます。ただ予報を見ると、10日先まで25℃を下回る日はありません。
 冷やし中華にしか使わない食材もあり、店主はやきもきしています。 古室真由実さん 「キュウリ、チャーシューは冷やし中華用に別で作っている。残ってしまったら次出せないので気をつけながらやっている」
 一方、客は延長を歓迎。 客 「麺がちょうどいい感じ」 「冷やし中華を食べたい時に求めているものが全部ここにある」 ■“サマーな秋服”とは?
 長引く暑さの影響は飲食店だけにとどまりません。
 都内の衣料品店。売り場は秋一色とはならず、夏物がまだ多めに並んでいます。 客(50代) 「暑いですよね。きょうも暑いです。うすい長袖ならいい」
 去年は、暑さで秋物の売れ行きが伸び悩みました。しかし、今年は様子が違います。 ライトオン
 池袋店
 トップマネージャー 古川彩香さん 「もう五季というふうに捉えています。春、夏、“夏”、秋、冬」 「(Q.夏が2つ?)夏が2つです」
 これまでは「四季」に合わせて売り場を作ってきましたが、今年からは、春夏「夏」秋冬の「五季」。つまり夏の延長戦に。
 そこで、登場したのが…。 古川彩香さん 「見た目は秋ですけど、着るとこの(夏の)気温でもいける」
 この長袖Tシャツ、肌に触れると涼しさを感じる「接触冷感機能」が付いています。
 今年初めて長袖に採用すると幅広い世代に人気に…。 客(30代) 「色合いも秋で合わせやすいし、暑い日でも着やすいしありがたい」
 さらに、半袖でも秋色が売れています。 客(30代) 「かわいいし涼しそう。周りから見ても暑そうって思われないかな」
 色は秋、機能は夏。“新しい季節”の定番が生まれていました。

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