「香淳皇后実録」宮内庁HPで9日午前9時半に公開へ 戦時中の様子など明らかに
社会|
10/09 00:00

昭和天皇の妃・香淳皇后の生涯をまとめた実録が宮内庁のホームページで9日に公開されます。
「香淳皇后実録」は宮内庁が元側近の日記や公文書を収集し、香淳皇后の生涯をまとめたもので、午前9時半に宮内庁のホームページで公開されます。
2008年からおよそ17年かけて編修が行われ、総ページ数は3822ページに及びます。
公務の記録のほか、結婚や出産などについても記されています。
宮内庁によりますと、関東大震災時の様子のほか、戦時中の詳しい動静が新たに明らかになったということです。
けがをした軍人らに義肢や包帯などを提供したり、1944年には疎開児童らにビスケットを贈られたことなども公開されます。
警報が鳴ると「御文庫」と呼ばれる防空施設で過ごし、1945年の8月15日には昭和天皇が終戦を告げる玉音放送を静かに聴いた様子などの当時の動静が記されています。