美容クリニックの運営会社に国税当局が60億円余りの申告漏れや所得隠しを指摘していたことが分かりました。
　申告漏れや所得隠しを指摘されたのは、「東京美容外科」などを運営する「IDEA」など複数の会社や医療法人です。
　関係者によりますと、売り上げの一部を除外するなどして所得を少なく見せかけていたほか、個人的な支出を事業経費として計上していました。
　またグループ間で取引した金額を実際より多く計上していたということです。
　こうした実態に大阪国税局や東京国税局などは、2023年までのおよそ5年間で60億円余りの申告漏れや所得隠しを指摘し、重加算税などを加えおよそ12億円を追徴課税しました。
　ANNの取材にIDEAは「関係当局とは見解の相違もございましたが、当局の指導により修正申告も納税も完了しております」とコメントしています。