台風再び八丈島へ23号接近 4日で2つ目 避難所に土砂崩れ住民疲れ
社会|
10/13 10:53
甚大な被害が起きた台風22号の襲来からわずか4日で、次の台風23号が東京・八丈島に接近しています。
■避難所に土砂崩れ
住民疲れ
簡易プールにためられた水をバケツでくんでクーラーボックスに入れる人たち。台風22号による被害で断水が続いているため、次の台風が来る前にトイレ用の水を大量にストックします。
島民
「これで助かっています。自分のところだけではなく、おばさんとか親戚の人に分けるんですよ」
最大瞬間風速54.7メートルが吹き荒れた東京・八丈島。あれから4日、早くも次の台風23号が島に向かってきています。
島民
「もうここは無理です。もう再生ができないと思うので」
建て替えが必要なほど屋根が吹き飛んだ家。それでも補修するのは、新たな台風でがれきが吹き飛ばされるのを少しでも防ぐためです。
11日、町が設置した臨時のごみ置き場。今後、雨風が強まる予報のため、12日正午には受け入れを中断しました。
避難所にいた人
「土石流がやってきて、始めは下駄箱とかが流されて、入り口が塞がれましたね」
先週の台風22号では、安全なはずの避難所が土砂崩れに見舞われました。
当時、避難していた人たちはお互いに助け合いながら、なんとか別の避難所へ。
避難所にいた人
「みんなちゃんと逃げられたので、良かったと思う。誰一人死ななかったのはすごく良かった」
今回の台風23号に備えて、町役場は島の中央にある「八丈高校体育館」を新たな避難所として用意しました。さらに避難所を3つ増やして、台風の再びの接近に備えています。
日付が変わり13日午前5時半ごろ、八丈島では徐々に雨と風が強くなってきました。
台風23号は強い勢力になって、暴風域を伴いながら1時間におよそ30キロの速さで青ヶ島の辺りを進んでいます。
(「グッド!モーニング」2025年10月13日放送分より)