市場に“居座り”クマを捕獲 緊迫!丸一日以上も… 秋田
社会|
12/23 17:14
秋田市の卸売市場の倉庫に侵入し、丸1日以上、居座り続けていたクマが23日午後、捕獲されました。
■市場に“居座り”クマを捕獲
積まれたタイヤの脇から姿を見せたのは1頭のクマ。しばらくすると、今度は画面内を右から左へと横切っていきました。
この建物の外では大勢の警察官が集まり、警戒を続けていました。
22日、倉庫にクマが入ったとの通報があった秋田市の公設地方卸売市場です。
通報から一日が経った時点では、秋田市はシャッター内に「箱わな」を設置。それでもクマが捕獲されないことから麻酔銃の使用も検討していましたが、市によると午後2時59分、ついにクマが箱わなに入ったといいます。
秋田市
沼谷純市長
「クマが無事、午後2時59分なので21分前に箱わなに入ってくれた」
そもそもクマが居座り続けたのはどういった場所なのでしょうか。
■緊迫!丸一日以上も市場に
公設地方卸売市場が扱うのは水産物や野菜、果物など。新幹線の秋田駅から北西におよそ5キロの住宅と田畑に囲まれた場所にあります。クマはその敷地内にある運送会社の倉庫に入ったのです。
改めて防犯カメラの映像を見ると、クマがいる倉庫に置かれているのは運搬車や荷台など車両を整備する施設だといいます。
市場の敷地は東京ドームおよそ3個分あり、クマが居座っていた倉庫は青果棟や水産棟といった食べ物を扱う建物からは離れているということです。
クマはおよそ28時間、倉庫内にとどまっていました。





