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能登半島地震 輪島市でビル倒壊 基礎杭が破壊など複合的な要因か 国交省の有識者委

社会

01/06 23:43


 能登半島地震で石川県輪島市の7階建てビルが倒壊した原因について、国土交通省の有識者委員会は基礎杭が破壊されたなど複合的な要因が重なった可能性があるとする最終報告書を公表しました。
 2024年元日、能登半島を襲った地震で輪島市の7階建てビルが倒壊しました。
 このビルの隣にあった居酒屋を営む楠健二さん(57)の木造3階建ての自宅と店舗が下敷きになり、妻の由香利さん(48)と長女の珠蘭さん(19)さんが犠牲になりました。
 国土交通省の有識者委員会は去年12月、現場での調査を踏まえた分析結果などを公表しました。
 ビルが倒壊した原因については地震の揺れによって基礎部分の杭が破壊されたことや地盤が軟弱だったことなど、複合的な要因と推定されるとしました。
 有識者委によりますと、ビルは1975年に建てられたもので、基礎杭の耐震基準が導入される前のものでした。
 そして、ビルの柱の間隔は均等ではなく、偏って配置されていたということです。
 地震の揺れにより、ビルを支える基礎杭と柱の間にある「杭頭」が破壊され、偏って配置された特定の柱に建物の重量が掛かり、一部の基礎杭に負荷が掛かってビルは傾き始めました。
 さらに、周辺の地盤が軟弱だったため、ビルは大きく沈み込んで転倒したとみられています。
 一方で、有識者委員会はビルの転倒は未解明の部分も多いとしています。
 国土交通省はこの推定を受けて、杭の耐震設計が義務化された2001年以前に建てられた建築物について、安全確保に向けた取り組みをするとしています。