長崎県沖で中国漁船をだ捕 逮捕した船長を釈放 中国側は冷静な呼びかけにとどめる
社会|
02/14 09:42
長崎県沖で水産庁が中国の漁船を拿捕(だほ)し船長が逮捕されましたが、13日夜、水産庁が船長を釈放しました。
■中国側は冷静な対応
中国漁船が行っていたとみられる虎網漁法。強力なライトで集めて狙うのはサバやアジなど。目の細かい網で稚魚や小魚もろとも一網打尽にしてしまうため「海の掃除機」とも呼ばれます。
12日、水産庁が、中国の漁船を拿捕したのは、長崎県五島市の女島灯台から南西におよそ170キロの日本のEEZ(排他的経済水域)でした。
漁船は停船命令に従わず逃走。水産庁は漁業主権法違反の疑いで漁船を拿捕し、中国籍の船長を現行犯逮捕しました。
鈴木憲和農林水産大臣
「現在捜査を継続中でありまして、事実関係の把握に努めさせていただきたいと思います。外国漁船による違法操業の防止および抑制のためには、今後とも毅然とした対応で取り締まり活動に取り組んでいきたい」
逮捕を受けて、中国の外務省は…。
中国外務省
林剣副報道局長
「中国政府は一貫して、中国の漁民に法律規定を守るよう求めている。同時に中国漁民の合法的利益を断固として守る。日本側に中日漁業協定に従って、公正な法執行、中国船員の安全と合法的権益を保障するように望む」
日本を挑発することなく冷静な呼びかけにとどめました。
■逮捕した船長を釈放
高市政権になって緊張感が高まる日中関係。専門家は中国外務省のコメントから、今回は政治的な挑発ではないと分析します。
元海上自衛隊自衛艦隊司令官
香田洋二氏
「中国としては異常な異例なほど控えめな、外務省のコメントということですね。(船長が)ついついその漁に集中するがあまりですね、そこ(EEZ)に入ってしまった。それを日本側に問い詰められたところハッと我に返って、これはまずいということで逃走を図った」
水産庁は13日、逮捕した船長を午後7時55分に釈放したと明らかにしました。船長は、日本のEEZ内に停泊中の中国漁船まで、水産庁の取締船で連れて行くということです。
(2026年2月14日放送分より)





