白血病治療の注射後に10代男性死亡 他2人も重体 体内から本来使われない薬液 埼玉
社会|
03/11 18:44
埼玉県の小児医療センターで10代の男性が白血病治療のため抗がん剤注射を受けた後に死亡しました。体内からは本来治療には使われない薬液が検出されました。
11日、埼玉県は去年10月に県立小児医療センターで白血病治療を受けていた10代の男性が抗がん剤を脊髄(せきずい)の周辺に注射した後に神経症状を発症し、今年2月に死亡したと発表しました。
この施設では他にも10歳未満の男児ら2人も抗がん剤注射後に重度の後遺症を負い、現在も意識不明の重体です。
県によりますと、死亡した男性らの体内からは本来の治療では使われない「ビンクリスチン」という薬液が検出され、この薬液が神経症状の原因とみられるということです。
ビンクリスチンも白血病治療に使用されますが、脊髄周辺への注射では投与されない薬液でした。
県が治療に関わった薬剤師や医師などに聞き取りを行ったところ、治療はマニュアル通りで普段と同じ手順で行われていたということです。
現在、施設は脊髄周辺への抗がん剤注射をすべての患者に中止しています。
県は警察に届出をしていて、今後は医療ミスと事件と両面の可能性で調べる方針です。





