MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

全国のニュース

まるで“空飛ぶじゅうたん”ナゾの浮遊物の正体は?

社会

05/20 20:24


 こちらの動画がSNSで話題になっています。物体が宙に浮いています。この不思議な物体、なぜ浮いているのか。制作した研究者に聞きました。 ■“謎の浮遊物”正体は?
 まるで魔法です。ライトを当てると…ふわり。その姿は、空飛ぶじゅうたんのようです。
 名古屋大学がSNSに投稿したこの動画。 名古屋大学のXから 「フェイク動画ではありません!」
 動画は180万回以上再生され、大きな話題になっています。
 その謎を探るため訪ねたのは…動画を投稿した、名古屋大学大学院工学研究科の上野智永助教です。
 こちらが、宙に浮いていた物体です。ランプの下に置くと…。 名古屋大学大学院工学研究科
 上野智永助教 「このように浮き上がります」 林アナ 「浮いてますね」
 この不思議な現象には、科学的な理由がありました。 上野智永助教 「手を出して目をつぶってください」
 すると…。 林アナ 「(手に)乗っているけど重さがない。混乱しちゃいますね。持ってますよね。でも持ってないんです。何の重さも感じない。触ってる感覚もない」 上野智永助教 「カーボンナノチューブをベースにした炭素状の繊維。非常に直径が小さい。ナノレベルサイズのもの」
 鍵を握るのは、この超軽量素材の構造です。
 顕微鏡で見てみると、中はスカスカのスポンジ状です。こうすることで、空気より密度が小さくなるといいます。 上野智永助教 「スポンジの“骨格”が周囲の空気の密度より軽くなっている。その中で空気を温めてあげると、その素材を持ち上げるのに十分な浮力が生まれる」
 ライトを当てると、素材の中の空気が温められます。すると、空気の状態が変化し浮力が生まれます。その結果、浮き上がるのです。 上野智永助教 「原理は熱気球と同じような形」
 実験では、より浮力が生まれやすいよう、液体窒素でトレーを冷やしています。
 そしてこの浮く素材、未来の生活を変えるかもしれません。 上野智永助教 「軽い素材なので、飛行機や空飛ぶ車、宇宙分野でも軽さが求められるので、使ってもらいたい」
 街では、こんな夢も聞こえてきました。 70代 「空飛ぶじゅうたん。あっという間に富士山まで行けちゃう」
 実験では、サクラの花びらを乗せて浮かせることにも成功しています。
 いずれ、絨毯に乗って空を飛べる日は来るのでしょうか。 上野智永助教 「原理的には可能かなと思う」 「もう少し材料を強くしたり大きくしたりしないといけない」
 上野助教によると、この浮く素材が2000万枚あれば「空飛ぶじゅうたん」実現の可能性があるといいます。
 横に並べると、絨毯の長さは北海道から沖縄までの距離に相当します。 上野智永助教 「少なくとも10年はかかるのでは」 「(Q.10年?そんなにすぐ?)もうちょっとかかるかも」

5月20日(水) の記事一覧