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軽井沢スキーバス転落、二審も実刑 無罪主張の社長らに 遺族「上告しないで」

社会

05/23 10:34


 10年前に軽井沢でスキーバスが転落し、15人が死亡した事故。東京高裁は22日、社長ら2人の無罪主張を退け、実刑判決を言い渡しました。 ■社長ら2人
 1審判決を不服として控訴
 半年前、裁判が開始する日に遺族はこう話していました。 息子を亡くした大谷慶彦さん 「2人が控訴して自分の罪を認めないということは、我々遺族として許せないことであって、これがまだまだ続くというのは、私にとって非常に不愉快」
 2016年、長野県軽井沢町でスキーバスが道路わきに転落し、大学生13人、運転手2人が死亡した事故。バス運行会社「イーエスピー」の社長・高橋美作被告(64)と当時の運行管理者の荒井強被告(57)が業務上過失致死傷の罪で在宅起訴されました。
 1審の長野地裁は2人の過失を認めて、高橋被告に禁錮3年、荒井被告に禁錮4年の実刑判決を言い渡しました。
 この裁判の後、遺族は…。 大谷さん 「これ以上我々家族を苦しめないためにも、控訴のほうはぜひやめていただきたい」
 しかし、その思いはむなしく、2人は判決を不服として控訴しました。 息子を亡くした田原義則さん 「控訴して罪を認めていないということだが、突然ずさんな、安全管理できていない会社のバスに乗ったことによって、命が奪われたりけがしたりしたわけだから、その罪を認識してほしい。自分たちがどうあるべきか、もう一度見つめ直してほしい」 ■裁判所は1審判決を支持
 2審も実刑
 あの悲惨な事故から10年という長い月日が経過。22日、東京高裁で判決が言い渡されました。 東京高等裁判所 「被告の予見可能性や注意義務違反を認定し、事故との因果関係を認めた1審判決の判断に不合理というべきものはない」
 裁判所は1審判決を支持し、控訴を退けました。判決を受けて遺族は…。 田原さん 「長い、率直に言えば長い」 「このようなケースがあった時に、もう少し早くならないのかなと、手続き面での思いは被害者遺族としては強く思う」 大谷さん 「一番最初に思うのは上告しないでください。これ以上、我々家族を、さらにもう一度、悲しませないで」
 遺族はこの会見で、今年のゴールデンウイークに磐越道で起きた事故にも触れました。 田原さん 「この判決が、1カ月前、2カ月前にあれば、防げたんじゃないかと思ってしまうほど、すごく悲しい気持ちになりました」 「きょうの判決で、軽井沢の事故で起こってしまった教訓を、少しでも伝わっていって、とにかく安全を確認してから運行してもらうということを、心がけてもらえば。改めて思いました」 (2026年5月23日放送分より)

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