ヨーロッパの熱波は偏西風“大蛇行”が要因か 気象庁「平年を10度上回る平均気温」
社会|
07/08 14:27
6月下旬にヨーロッパを襲った記録的な熱波について、気象庁はアフリカから高温の空気が流れ込みやすい状態が続いたことが要因だと発表しました。
気象庁によりますと、ヨーロッパでは6月21日から28日ごろにかけて、平均気温が平年を10℃程度上回る顕著に高温な日が続きました。
ドイツやデンマークなど6カ国で国内の最高気温を記録したということです。
気象庁は記録的な熱波について6月下旬ごろから偏西風が大きく北側に蛇行したことでヨーロッパ上空で高気圧が発達し、高温の空気がとどまったことが原因だと分析しました。
高気圧の中心付近では下降気流で暖かい空気が圧縮されて高温になりやすく、周辺では空気の流れが時計回りになるためヨーロッパの西側でアフリカから高温の空気が流れ込み、広い範囲で気温が上昇したとみています。
ヨーロッパでは2003年にも記録的な熱波が発生し、過去最悪の被害を引き起こしました。
今回の熱波は地表付近の気温と関係する上空1500メートルの気温が最も高かった2003年8月を上回り、過去最高を記録したということです。
気象庁は今後、偏西風の蛇行が再び大きくなるとみられ、ヨーロッパの西部から中部にかけて、気温が上昇する可能性が高いため、熱中症への対策が必要だとしています。







