高齢ドライバーの「運転技能検査」合格者の事故件数2.8倍 検査を見直す検討会スタート
社会|
07/08 15:27
一定の違反歴がある75歳以上のドライバーが免許更新時に義務付けられている「運転技能検査」の内容の見直しなどを検討する有識者検討会が始まりました。
8日から始まった有識者検討会は一定の違反歴がある75歳以上のドライバーに実施している運転技能検査が交通事故を防止するために適正なのかどうかを見直すためのものです。
運転技能検査は2022年5月から導入され、75歳以上のドライバーのうち、「信号無視」や「スピード違反」など過去3年間に一定の違反歴がある人が運転免許を更新する際に義務付けられています。
検査は運転免許試験場や指定された自動車教習所で実施され、「一時停止」や「信号通過」など5つの課題で運転技能を確認します。
去年は15万6513人が受検し、合格率は93%でした。
警察庁は2023年5月15日から8月31日までの間に運転技能検査を合格した約5300人について、受検後の約2年間の交通事故の発生状況を調査しました。
その結果、10万人あたりの交通事故は1575件で、違反歴がない人に比べ事故の割合は2.8倍に上り、交通違反件数は約1.9倍でした。
有識者検討会に先立ち、警察庁の日下真一交通局長は「運転技能検査の合格者は前方・左右の安全不確認が多いなどの特徴が見られたことからこれらの特徴を踏まえ、さらに運転技能検査の内容の充実を図る必要がある」と述べました。
警察庁は8月をめどに報告書を取りまとめ、検査項目を見直したいとしています。







