原発事故時の溶融物の挙動を3D再現 数値シミュレーションでは世界初
社会|
07/23 21:41
日本原子力研究開発機構は、原子炉の過酷事故での炉内溶融物の流動をシミュレーションでほぼ再現することに世界で初めて成功したと発表しました。
原子力発電所で過酷事故が起きた際、原子炉内の燃料を包む金属や制御棒などの部材が高温で溶け、その溶融物がどのように流れるかなどの挙動は原子炉の健全性に影響します。
この挙動を把握するため大規模な実験が行われてきましたが、すべての挙動を観測するのは難しく、また莫大なコストがかかっていました。
日本原子力研究開発機構は、自ら開発したシミュレーションツールを使い、過去にアメリカで行われた実験と同じ条件でシミュレーションを行ったところ、溶融物の流動経路などが実験結果とほぼ一致したということです。
数値シミュレーションにより溶融物の挙動を3次元で再現できたのは世界で初めてです。
日本原子力研究開発機構は、今後、次世代原子炉の安全設計などの信頼性向上に向けて開発を進めたいとしています。
画像:JAEA提供







