台風25号で土砂崩れ 5人死亡6人不明 住宅街で崩落「排水口」に注意
社会|
09/22 19:39
台風による大雨で土砂崩れが相次ぎました。この影響で5人が死亡、6人の行方が分からなくなっています。
台風25号の大雨に伴って各地で発生した土砂崩れ。神奈川県横須賀市では60代の女性が心肺停止で救出され、その場で死亡が確認されました。
近隣住民
「近くで畑とかやっていて、すごくいい人。まさかこうなると思わなかった」
神奈川県三浦市の縦貫道で撮られた映像では、左手にある法面を舗装された山から茶色い水が流れ出ているのが確認できます。その直後でした…。
突然、崩れた山からの土砂で、道路はあっという間に覆われました。
三浦市でも懸命の救助活動が続いています。
住宅の裏側にある山肌はむき出しになり、家屋の1階部分に土砂が流れ込んだ影響か建物は傾いてしまっています。
「建物が倒壊している」と110番通報があったのは21日午後7時ごろ。住宅には夫婦と子ども4人の家族6人が住んでいたということですが、現在30代の女性と連絡が取れていません。
土砂崩れが起きた現場の以前の様子を見ると、山とその法面が住宅裏手まで迫っているのがよく分かります。
山の土砂が滑り落ち、手前の住宅を襲ったようです。
付近の住宅でも家の中に土砂が入り込み、室内は泥だらけになっていました。床を覆う黒い土は窓の上部に迫り、窓ガラスの破片が埋まっているのも分かります。
被害に遭った住人
「(被害は21日)午後5時半。音がして1階に降りたらあの状態なので一瞬でした。『ドン』と突き破る感じだった」
土砂が襲った時、女性は2階にいました。両親が1階にいましたが、離れた場所にいて無事でした。
被害に遭った住人
「(Q.最初見た瞬間は?)すごすぎて何も言葉にならない。怖いだけです」
被害は広範囲に及んでいます。
72時間での雨量が370ミリを超え、平年9月の1.7倍を観測した千葉県鴨川市。一夜明け、その惨状が明らかとなりました。
原型が分からないほど崩れた建物、家屋がつぶされ屋根だけが折り重なっていたり、完全に横転した家も見えます。
斜面が大きくえぐられた土砂崩れ現場です。以前の様子を航空地図で見ると、住宅の裏手に小高い山があり、この山が滑り落ち多くの住宅に被害をもたらしました。
これまでに千葉県と神奈川県で5人が死亡、6人の行方が分かっていません。
■住宅街で崩落 「排水口」注意
法面が崩れる災害は都市部の住宅街でも起きています。
各地で起きた土砂崩れ。21日、東京・目黒区では住宅のブロック塀のようなものが広範囲に崩れました。
地盤に詳しい芝浦工業大学の稲積真哉教授は住宅街でも起きる崩落の意外な盲点を指摘します。
地盤に詳しい芝浦工業大学工学部・稲積真哉教授
「キーワードは排水口。一番大事なのは擁壁の水抜き、排水がしっかりとなされているか。排水の穴が長年経過することで詰まってしまって、排水の役割を果たさなかった(可能性)。排水機能を維持しているか確認することが重要」







