【戦後81年】生き別れた父の親族を沖縄で発見フィリピン残留2世の最後の願い叶う
社会|
09/23 21:00
太平洋戦争中にフィリピンで生き別れた父の親族を探すためにメディアを通じて情報提供を呼び掛けていたフィリピン残留2世の女性のもとに沖縄に住む親族から連絡があったことが分かりました。
フィリピン残留2世の賀数アデライダさん(90)は太平洋戦争中に父・賀数昇さんと生き別れました。
アメリカ軍の捕虜となり、強制送還された昇さんはアデライダさんと再会することなく沖縄で病死しました。
戦前の国籍法では日本人の父を持つ子どもには日本国籍が与えられましたが、アデライダさんなど残留2世の多くは戦火で父子関係を証明する書類などが消失したため、無国籍状態となりました。
去年6月、テレビ朝日が報じた別の残留2世の姉妹と日本の親族の80年越しの対面のニュースが現地のテレビ局で取り上げられたのをきっかけに、アデライダさんは支援団体「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」に調査を依頼。
その結果、両親の婚姻記録などが見つかり、今年3月、日本国籍の回復が認められました。
そして今月21日、アデライダさんは沖縄を訪れて父の墓参りをするために日本のメディアを通じてリモート会見を行い、父の親族に関する情報提供を呼び掛けたところ、その日のうちに沖縄に住む親族から支援団体に対して連絡があったことが分かりました。
支援団体によりますと、親族はアデライダさんが沖縄を訪問することを喜んでいて、父の墓参りについても快く受け入れ、協力を申し出たということです。
アデライダさんは支援団体を通じてコメントを出しました。
■賀数アデライダさんコメント
「親族が見つかったと聞いてとても嬉しいです。私たちがずっとそう思い、言い続けてきたとおり、親族は本当にいたということですから。しかもそんなに遠くにではなく。オンライン記者会見の結果の、このよき知らせを喜んでいます。そのおかげで私が沖縄行くことが親族の方に伝わったのです。そしてまた、遂に父の墓の場所がわかり、墓参りに行けるということも、とてもとても嬉しいです。親戚の皆さんにお目にかかり、お互いを知ることができることが楽しみです。こうなったことが本当にうれしい。できるだけ早く沖縄を訪問できるよう具体的な計画に入ることができます。実は私は、自分の年齢を考え、いつまで生きられるかわからない、という意味で、とても急いでいたんです。人生いつ何があるかわかりません。私はもう高齢です。待つ時間があまりに長いとしたら、もう実現は不可能だろうと思っていました。だから、遂に沖縄を訪問し親族に会う、父の墓参りをする、という機会をいただけることが、本当に嬉しいです!」







