MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

全国のニュース

能登半島地震でビル倒壊 妻と娘を亡くした男性が所有者と国を提訴

社会|

11/05 18:18


 能登半島地震で7階建てのビルが横倒しに倒壊し、隣の建物にいた妻と娘を亡くした男性がビルの所有者と国に対して2億円余りの損害賠償を求める裁判を起こしました。
 2024年の元日、能登半島地震で石川県輪島市の7階建てビルが倒壊し、このビルの隣にあった木造3階建ての店舗兼住宅が下敷きになり、楠由香利さん(当時48)と長女の珠蘭さん(当時19)が犠牲になりました。
 国土交通省の有識者委員会は去年12月の最終報告書で、地震の揺れによってビルの基礎部分の杭が破壊されたことや地盤が軟弱だったことなど、複合的な要因でビルが倒壊したと考えられるとしています。
 夫の健二さんは「ビルが通常備えるべき安全性を欠いていたことは明らか」「国が耐震診断の義務付けを大規模ビルに限定し自治体への指導監督を怠った」などとして、ビルの所有者と国に対して約2億1600万円の損害賠償を求めて東京地裁に裁判を起こしました。
 楠さんは今月5日の会見で「ビルの倒壊の原因を究明できるのか、こういう形でしか詳しく調べられないと感じて提訴に踏み切った」「心のどこかで被災者が被災者を訴えることってどうなんだろうという考えもあったが、同様のビルは点在するみたいで、僕と同じ思いを他の人にしてほしくない」と話しました。
 ビル所有者側は「担当者不在のためコメントできない」、国側は「コメントは差し控え」としています。

11月5日(木) の記事一覧