群馬県でトラックに衝突されて家族3人が死亡した事故で、前橋地検は運転手の起訴内容をより刑が重い「危険運転致死傷罪」に訴因変更するよう裁判所に請求しました。
　塚越湊斗君（当時2）、父親の寛人さん（当時26）、祖父の正宏さん（当時53）は5月、鈴木吾郎被告（70）が運転するトラックに衝突されて死亡しました。
　前橋地検は今月11日、鈴木被告が飲酒していたとして、起訴した時の罪より刑の重い「危険運転致死傷罪」に訴因変更するよう裁判所に請求しました。
　遺族は「罪の意識を持って命の重さを考えてくれる事を願います」とコメントしています。
　この事故を受け、群馬県のトラック協会などは11日に集会を開き、運送会社の関係者など約150人に対して飲酒運転を無くすよう訴えました。
　協会は運送会社に対してドライバーの管理を徹底するようなどと求めています。