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「台湾有事」の最悪シナリオ明らかに「日本側の死者4662人」海上封鎖で包囲

政治

11/30 23:30

「4662人」これは、ことし7月、アメリカの有力シンクタンクが新たに発表した「台湾有事」が起きた場合の、最悪のシミュレーションで示された日本側の死傷者数です。日中の対立の収束が見えない中、万が一、台湾有事が起きた時、日本で何が起きるのか専門家と共にみていきます。 ■話題の台湾ドラマ“海上封鎖”シナリオ 就任後初めて沖縄県を訪問し、普天間飛行場を視察した木原官房長官。会見で、台湾に近い南西諸島の防衛強化について… (木原稔官房長官)「我が国を取り巻く安全保障環境というものが、戦後最も厳しく複雑になってきているということがございます。南西地域を含めて我が国の防衛態勢の強化、また訓練演習等による抑止力・対処力の向上というものは喫緊の課題であると考えています」 一方、会談した沖縄県の玉城知事は… (沖縄県玉城デニ―知事)「我々は基地の強化が進むことによって、結果的に何らかのきっかけで沖縄が標的になることがあっては絶体にならない。沖縄を二度と戦場にしてはいけないということは申し上げましたが、直接的な台湾有事に関する内容のやり取りはありませんでした。高市総理の発言もそうですし、小泉大臣の発言(ミサイル部隊配備計画)もそうだと思いますが、物事を性急にすすめるという思いからそのような言葉が出てくるということは、まだ十分地元の状況を理解されていないのではないか、また誤解も生じてしまいかねないと思う」 もし台湾有事が起きた場合、日本にどのような影響があるのでしょうか? 台湾映画「零日攻撃ZERODAYATTACK」 「ご家族で米国籍を放棄した?」 「以前にお答えしました。実際オリバーは…」 台湾有事を描いた台湾のドラマが話題になっています。 「中国軍の偵察機が今朝10時に南シナ海を横断。太平洋に墜落しました」 「中国軍は救助の名目で東シナ海と南シナ海に出動。実質的に台湾海域を包囲中」 (高橋一生さん)「僕たちは重要な情報を持っている。戦争に関わる話だ」 高橋一生さんや水川あさみさんも出演。 「本当に戦争になる?」 「戦争は、もう始まっている」 台湾沖で墜落した偵察機の救助を名目に中国軍が台湾を“海上封鎖”する―。ドラマはそんなシナリオから始まり、サイバー攻撃などの浸透工作で台湾社会が混乱に陥る様子を描いています。 ■中国軍事演習台湾“海上封鎖”で包囲 実際に3年前、アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問した直後には… 中国軍が弾道ミサイルを発射。 まるで台湾を“海上封鎖”するように取り囲んで実弾射撃演習を行っています。 圧力を強める中国に対し、台湾の頼清徳総統は26日、2030年までに防衛費をGDPの5%に引き上げる考えを表明しています。 (台湾頼清徳総統)「歴史が証明するように、侵略に妥協すれば終わりのない戦禍と奴隷化を招くだけです」 ■死傷者「4662人」最悪シナリオも アメリカでは、中国による海上封鎖の影響を分析するシミュレーションが行われています。 (戦略国際問題研究所(CSIS)マーク・カンシアン上級顧問)「日本が本格的な紛争に巻き込まれる可能性があります」 アメリカ政府に政策提言を行っている、有力シンクタンク・CSISの上級顧問カンシアン氏。 (戦略国際問題研究所(CSIS)マーク・カンシアン上級顧問)「ここが沖縄です。嘉手納基地には日米の部隊がいます。一度戦争が始まると中国の強力な海軍・空軍を前に移動が不可能になります」 実際に地図の上で航空部隊や艦隊のコマを動かす「ウォーゲーム」と言う手法でシミュレーションを行い、今年7月、最新リポートを公開しました。 (戦略国際問題研究所(CSIS)マーク・カンシアン上級顧問)「さまざまなレベルのシナリオでウォーゲームを26回繰り返しました。ほとんどの場合、台湾は封鎖に耐えることができますが、非常に高い代償を払うことになることを示していました」 海上封鎖によって、台湾は天然ガスの備蓄を約10日間で使い果たし、石炭や石油も7週間から20週間で枯渇しました。一方でアメリカが介入した場合、補給は維持できるとしています。 (戦略国際問題研究所(CSIS)マーク・カンシアン上級顧問)「海上封鎖が発生した場合、米中が衝突する可能性は高いと考えています。アメリカが介入を決断し(軍が護衛する)護送船団を台湾へ派遣するか、あるいはアメリカが全軍を現地に展開する前に中国が攻撃を決断するか、いずれかとなるでしょう」 最悪のケースでは、アメリカと中国の大規模な軍事衝突に発展。日本にも甚大な被害が出るという結果に… (戦略国際問題研究所(CSIS)マーク・カンシアン上級顧問)「中国は在日米軍基地を攻撃するでしょう。さらにその攻撃により日本が参戦すると中国が判断し、自衛隊の基地を先制攻撃する可能性があります」 今回のシミュレーションは「日本は中立を維持し米軍に基地の使用を許可する」という前提で行われました。それでも、日本で4662人の死傷者が出るという結果でした。 (戦略国際問題研究所(CSIS)マーク・カンシアン上級顧問)「アメリカは中国との紛争に日本の援助を必要とします。米国の軍事力の多くは日本にあり、海上封鎖の際には積み替え地点として日本の支援が必要になります。日本が(アメリカを)援助すべき理由は2つあると思います。ひとつは台湾との関係で、もし台湾が中国に統一されれば、中国は次に日本に目を向けるだろうという懸念です。もうひとつは、日本がアメリカを支援しなければ、アメリカは日本に対する安全保障から手を引くことになるからです」 11月30日『有働Times』より (C)
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