午前2時近くまで国会答弁を作成 長時間残業の実態
政治|
07/02 08:38
先の通常国会で国家公務員が石破総理大臣や閣僚らの答弁を作成する際、平均して午前2時近くまで残業していたことが分かりました。
平内閣府担当大臣
「答弁の作成において時間がかかっているというところに対しては、少数与党ということもあり、私も大臣指示としてはかなり丁寧に答弁するようにという指示をしている」
内閣人事局はすべての府省を対象に、国会で予算委員会が開かれていた2月からおよそ2カ月間の公務員の対応について調査しました。
その結果、総理や閣僚の答弁の作成にかかった時間は7時間を超え、終了時刻は平均で午前1時48分でした。
去年の通常国会は午前0時48分で、残業時間は1時間長くなっています。
少数与党という状況が「熟議の国会」をもたらしたとの評価がある一方、政府内には国家公務員の長時間残業の改善には影を落とすとの指摘も出ています。