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円安×物価高 アウトレットに野菜が盛りだくさん 人気の秘密はワンコイン!

経済

05/02 19:50


 物価高や円安もあるなか、私たちが注目するのが「ネギ」です。今、どうやら“ネギの町”があついのです。 ■GW後半へ“ネギの町”大にぎわい
 節約のゴールデンウィーク。 都内から来た人 「1万4000円だけど、8000円で買いました」
 人気のスニーカーが4割引。お得さを求めてにぎわっていたのが埼玉県深谷市のアウトレットです。
 深谷市の自慢といえば名産のネギに今年、発行される新1万円札の顔である渋沢栄一氏。紙幣の裏の東京駅には深谷産のレンガが使われています。そんな縁もあり、深谷駅は東京駅そっくりです。 ■“激安”アウトレットに爆買い客
 そして、新たな名所に名乗りを上げたのが2年前に誕生したアウトレットです。市の人口の28倍、年間400万人以上が集まるそうです。
 東京から車で90分。東京ドーム4個分の敷地にはファッションブランドを中心に133店が軒を連ねています。ゴールデンウィークは、さらにお得に。最大7割引きのセールが行われています。 埼玉県熊谷市から来た人 「これは全部、子ども用の…ナイキ15%オフになる」
 さらに…。 埼玉県熊谷市から来た人 「こっち買っちゃう?安いんだよ」
 財布のひもが緩みます。 埼玉県熊谷市から来た人 「予定外なのに買っちゃいました。こういう帽子持ってないので」 「(Q.値段は?)2200円です」
 紙袋を4つも抱えた夫婦は…。 埼玉県上里町から来た人 「沖縄で半袖で寒くなった時に着ようかなと思って。これは相当安くて70%オフ」
 夫婦は3人の娘と5人家族。沖縄旅行で着る服を買いに来ましたが、こんな出来事も…。 埼玉県上里町から来た人 「ちょっと止める方向ですね。(妻が)どんどん買っていくので、本当に必要なのか…」 「(Q.何個ぐらい止めた?)一緒に行動できなかったので、1から2個ぐらい」
 安さに釣られて必要以上に買いそうになる人は、ここにも…。 都内から来た人 「まな板をどうしようかなと。2枚にするか1枚にするか…」
 2枚セットのまな板と高級感のある1枚が同じ値段で悩んでいました。 都内から来た人 「まな板2枚もいらないから、どちらか」 「確かに」 「1回、持ち帰ってぐるっと回って…」 ■「GW70%オフ」にぎわう“ネギの町”
 円安や物価高に加えて今年の連休は前半と後半に分かれています。そのため、近場でお得に楽しめる場所が人気のようです。 群馬から来た人 「ちょっと遠出みたいな感じがいい」 埼玉県内から来た人 「あんまり混んでないから、穴場だと思います」
 まな板で悩んでいた夫婦は…。 都内から来た人 「(1枚で)一番大きいのを買うことに」 「満足はしています。いい買い物ができました」 ■“ネギの町”にぎわう理由は「安さ」
 埼玉県の北西部に位置する人口約14万人の深谷市がお得な理由もう一つ、アウトレットの隣にありました。少し歩いて行くと、あるコンセプトで作られている公園が。
 大きな遊具を見てみると深谷ねぎはもちろん、トウモロコシやトマトまで至る所に野菜が見え隠れ。深谷産の野菜など町の魅力がたっぷり詰まった「深谷テラスパーク」です。
 この敷地の中にあるのが、その名も「ヤサイな仲間たちファーム」。2年前にできたばかりの施設です 栃木から来た人 「こんなに甘いのは食べたことない。すごいジュースみたい」
 「深谷ネギ」が圧倒的な知名度を誇る深谷市ですが、実は推している野菜が他にも。 ヤサイな仲間たちファーム
 松村佳代店長 「深谷と言えば、ネギに続く野菜でブロッコリー」
 指定野菜への追加が決まった話題のブロッコリー。なんと深谷市は作付面積が全国1位です。深谷は今、ネギだけではない「野菜の町」をうたっています。 ■“旬の野菜”500円
 安さの秘密は
 神奈川県から来た親子が手に持つのは深谷ねぎと「袋いっぱいの野菜」です。 神奈川から来た人 「これで(1人)500円!びっくりしました。もっと高いかと思った」 「どのくらいだと思ったの?」 「えー2000円とかしちゃうかなと思った」
 なぜ、こんなに安いのでしょうか。その訳は「体験農園」にありました。
 東京から来た親子に収穫した野菜すべて見せてもらうと…。
 レタス(2個)、深谷ねぎ(1本)、スイスチャード(10枚)、ケール(10枚)、エンドウマメ(5個)にスティックセニョール(5本)。これだけ取って500円。約30種類の野菜の中から、その時旬の野菜をワンコインで持ち帰ることができるんです。 東京から来た人 「自分で取った野菜を食べたらきっとおいしく感じると思う。いっぱい食べて大きくなってほしい」 ヤサイな仲間たちファーム
 松村佳代店長 「取り方を説明して“行ってらっしゃい”という形。収穫・包装する手間をなくして、そのまま持って帰っていただく」
 この体験農園の予約は不要。敷地自体が無料で入れるため、アウトレットからの寄り道にもぴったりです。車でのアクセスも便利ですが、深谷テラスパークは最寄り駅から徒歩5分とあって渋滞を避けることもできます。 ヤサイな仲間たちファーム
 松村佳代店長 「深谷市としては野菜を核に人を呼び込もうという施策で、ここが一つの拠点として見ていただいている。ネギを収穫したら意外に大変だった声が多い。ぜひ、抜いてみてほしい」