ヒューマニズムとサスペンスの絶妙なバランス 映画『金子差入店』
2025年05月16日
[薫と有紀の日曜日もダイジョブよ!]
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放送業界などで“差し入れ”と言えば、ロケや番組収録の現場に届けられる食品などの品物のことだが、本作では意味が異なる。
それは、拘置所などに収監されている受刑者に現金、日用品、書籍などを差し入れることだ。管轄する法務省のHPには「原則として差入れはどなたでもできます」と記載されている(もちろん例外など厳格なルールも併記あり)。
丸山隆平が演じる主人公・金子真司は、関係者から依頼を受けて受刑者への差し入れを代行する「金子差入店」を営んでいるが、持っていくのは品物だけではない。時には預かった手紙を持参し、面会した本人の前で代読することもある。