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田主丸の土砂崩れの様子と「壊山」についての古文書

壊山~災害の歴史を未来の防災に~

5月31日(金)午前10:45~放送

去年7月、再び記録的な豪雨に見舞われた九州北部。
福岡県久留米市で起きた土石流災害を、多くの住民は「予想していなかった」と口にしました。
家々を飲み込んだ惨禍は、約300年前にも“発生”。
地元に伝わる古文書には、土石流が襲い、多くの人が命を落とした記録が残っています。
しかし、多くの人はこの言い伝えを知らず、ハザードマップを根拠に「安全」だと考えていました。

田主丸の土砂崩れの様子 「壊山」についての古文書

全国で相次ぐ土砂災害に、国も対策に乗り出します。
土砂崩れの恐れを示す、「ハザードマップ」の基となる地図は、最新の技術を用いて高精度なものへと生まれ変わろうとしています。

防災に関する最新の技術サービスを検討する様子 倒壊した家屋の様子

一方、6年前に土石流災害があった広島県坂町。
ここでも明治時代の豪雨の記録が刻まれた石碑が建てられていましたが、忘れられた存在になっていました。
町役場は災害の記憶を後世に伝えようと、明治時代の石碑の隣に、新たな水害碑を建立。2019年に地図記号に加わった「自然災害伝承碑」の作成の契機となりました。

災害の記憶を後世に伝えるための「坂町水害碑」 水害碑と「報恩」の二文字を刻む石碑

自分たちが住む地域の災害の歴史を知り、今に生かす―。
甚大な被害と生き延びた人たちの言葉から、次の世代への“教訓”を探ります。

田主丸の土砂崩れの様子 倒壊した家屋の傍で広域緊急援助隊が作業をする様子