9センチヒールに隠れハート 普段着に合わせたい進化した「日田げた」~ふるさとWish日田市~

“下駄王子”本野雅幸さん(左)と原実記リポーター

大分県日田市は盆地のため、全国有数の暑さを記録することで有名です。なんと、この日(5月10日)の気温は33度!これ、真夏になったらどうなっちゃうんでしょう。。。

そんな日田を、素足に“げた”で歩いてみませんか?同市で作られる「日田げた」は、江戸末期から発展した特産品。伝統を受け継ぎ活躍する「本野はきもの工業」の“下駄(げた)王子”こと3代目の本野雅幸さんにお話を伺いました。

やわらかい履き心地が特徴

本野さんは25歳のときに脱サラし、70年以上続く実家のげた店を継承。同店は、げたの卸売りや個人販売、オリジナル商品作りやオーダーメードなどを取り扱う専門店です。「(日田げたは、)地元でとれたスギを100%使っています。初めて来たお客様は『とってもいい香りがする~♪』と言っていただけることが多いです。日田の杉は強くて軽く、履いた時の足触りがすごくいいんですよ」と本野さん。現代っ子代表・原実記リポーターも「木なので固いかなと思ったのですが、さらっと柔らかいんです!」とその履き心地に驚いた様子です。

鼻緒が当たるところが痛くなるというイメージがありますが、同店のげたを履くと、あまりの履き心地の良さに、そのまま履いて帰る人もいるといいます。本野さんのご家族は、季節を問わず、毎日履いているそう。寒くないのかと思いきや、大丈夫なのだとか。「げたは木のぬくもりが伝わりますし、指を自然と動かすことになるので血行が良くなるともいわれています」と本野さんは話します。

本野さんが店を継いで約15年。その間、底を合わせるとハートの形が現れる「ひーる下駄」など、普段着に取り入れやすいげたを考案するなど、さまざまな改革を起こしました。さらに、アパレルメーカーとコラボレーションしたり、ファッションブランドから声を掛けられたりと、今までにない世界が開けたといいます。「これからはクールビズの一環として、日田げたをはいてもらいたいですね」と、本野さんは今後の展望を語ります。

同店のげたは2000円~。同店のHPなどから購入できます。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、緊急時代宣言が解除されたころには、店を訪れたいですね♪

本野はきもの工業
大分県日田市三芳小渕町1080-3
0973-22-4460

※この記事は2021年の情報です(「PAO~N」5月10日放送、リポーター:原実記【アイタガール】)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。

本野はきもの工業

住所:大分県日田市三芳小渕1080-3
電話番号:0973-22-4460
営業時間:日田下駄を製造販売 ブランド品は15000円ぐらい

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