日本赤十字社福岡県支部の活動 防災ボランティア会について ~後編
番組で紹介した情報
2024年10月09日
(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。
(百市)百市なるみです。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
(百市)今日のテーマは「日本赤十字社福岡県支部の活動 防災ボランティア会について~後編」です。
(太田)災害時にいち早く現地に駆け付け、救護活動に重要な役割を果たしている日本赤十字社。その日本赤十字社の福岡県支部には防災ボランティア会という組織があります。個人単位で活動していたボランティアを日本赤十字社福岡県支部の活動を軸に組織化し、設立されたボランティア団体です。
今週はその日本赤十字社福岡県支部防災ボランティア会の平山光典(みつのり)会長(76)にお話を伺います。
きょうはどういう時にボランティアとしてやりがいを感じるかからお話を聞いています。
(平山)杷木中学校の避難所で炊き出しをした時に、もう被災者の方は大変な思いをして避難所にいらっしゃったと思うのですけど、そういう中で私たちの活動に対して感謝していただくというそういう気持ちを頂きまして、逆に元気をもらったというかですね、やってよかったよなという一般的な感じですけど、そういうのを体験しました。
(太田)実際にそういう風に感謝されるとすごくやりがいを感じたりっていうこともあったりするのでしょうね。
(平山)そうですね。
(太田)実際に活動をしていく中でもっともっとこうなるといいなって会長として思うことあったりしますか?
(平山)基本的には赤十字の活動をサポートすることが主な活動になりますんで、その中でやはり各種訓練とか、そういうものにやはり多くの人に参加していただきたい。なかなか隊員の中でもいろいろ事情があって参加できないみたいな方もいらっしゃいますので、できるだけ多くの人が参加できるような日程も含めてですね、やっていきたいなと思います。
(太田)会長として、今後こういうことに取り組みたいというのは何かありますか?
(平山)今でも十分いい関係なのですけど、新たにいろんな方を入ってきていただくという部分においては、そういうのを受け入れる風土というかですね、そういうものが作れたらいいなというふうには思います。
(太田)もっともっといろんな人に参加して欲しいっていう思いがあるわけですよね?
(平山)どうしても防災となると、一般の方は構えて入ってくるみたいなイメージがありますんで、そんなことなくて、こんな団体、うちみたいな団体があるのだけど、ちょっと覗きに来ませんか、くらいの形で入っていただいて、楽しさというか、そういうものをうまく感じていただけるような風土を作れればいいなというふうに思います。
(太田)ボランティアに参加するって結構ハードルが高くて大変だなっていうイメージの人も多いと思うのですが、ボランティア活動するということは楽しいものですか?
(平山)楽しいですね。人それぞれだと思いますがボランティア活動というのは楽しいよ、それはあなたが楽しいだけでしょという見方の方もいらっしゃいます。
だけど、ハードルを下げたいというイメージですよね。防災もそうですけど、ボランティア全体。ボランティアというとまだですね、特別な人みたいな方がやっているグループみたいなのもありますし、もうボランティア元年って言われたのは阪神淡路ですよね。
あれからもう30年ですよ。やはりもうそういうものが一般的、普通になる社会になればいいなというふうに思います。
(百市)会長のお話を聞いていると、まずは興味を持って活動を知って、参加して、一つずつ関心を持つところから広げていくと、いざという時に自分自身も誰かのためにさっと動けるのかもって、そのきっかけって意外と身近にあるのですね。
(太田)一歩踏み出すってことが、ものすごく大事ですね。
(百市)きょうのテーマは「日本赤十字社福岡県支部の活動 防災ボランティア会について~後編」でした。
このような日本赤十字社の活動は、みなさんからの寄付によって成り立っています。
寄付の方法など詳しくは、日本赤十字社 福岡県支部のホームページをご覧ください。
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