しほママに聞く防災術 その6
番組で紹介した情報
2025年02月26日
(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。
(百市)百市なるみです。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
(百市)今週は「しほママに聞く防災術 その6」をお送りします。
(太田)3月1日(土)福岡市天神のレソラ夢天神ホールで「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」を開催します。
ゲストは、アサデスKBCでおなじみの気象予報士佐藤栄作さんと、「しほママ」こと柳原志保さん、全体の進行はKBCの長岡大雅アナウンサーです。
このイベントの講師も務める「しほママ」こと柳原志保さんは宮城県の出身。
東日本大震災を経験し、熊本県和水(なごみ)町に生活の場を移してからは熊本地震も経験されました。その経験をもとに各地で防災講演活動をされています。
その「しほママ」に聞く防災術 きょうはその6です。
(柳原)しほママの防災術 今日は「エネルギーミックスで寒さに備えよう」
(太田)「エネルギーミックス」って、どういうことですか?
(柳原)寒さ対策ですから、電気のヒーターなどがあったりするんですが、例えば灯油、石油ストーブ、カセットボンベを使って暖をとるという商品もありますので、1つだけに頼らず、複数の選択肢をもつ。これをミックスするということで「エネルギーミックス」と伝えています。
(太田)なるほど。暖をとるにしても、灯油もそうだし、カセットボンベを使ったものとかいろんな形のものを持っておくということが大事なんですね。
(柳原)備えは選択肢を増やすことと思っていますので、1つしかないとそれがダメになった時に困りますよね。ぜひ、灯油とかカセットボンベがあるといいですし、さらに、アルミシートとかカイロとか、そういったアナログで使えるものもあると暖がとれるのかなと思っています。
(太田)寒さってやっぱり、災害時はかなり厳しいですか?
(柳原)低体温症で東日本大震災の時は津波があったので、濡れちゃって、その後に暖がとれずに亡くなった方がいらっしゃいますし、能登半島地震でも寒い中で低体温症が課題になって震災関連死にもつながっていきますよね。
寒さで命が奪われてしまうことは悲しいことですので、色々ミックスしてしっかりと寒さに備えたいなと思っています。
(太田)避難所での生活というものを想像しても、い学校の体育館とか冬場はかなり寒いですよね。
(柳原)東日本大震災の体験で言うと、避難所では何にも暖がとれなくて、ちの息子は寒くて、怖かったせいもありますが、小学校1年生でお漏らしをしちゃったんです。それだけ寒さというのが、トイレにも直結することもありますし、床は本当に冷たい。床で寝るって、まず寝ることが出来ない。だから寒さ対策はすごく大事だなと思います。
(太田)寒さを想像して、色々イメージして、ミックスさせていくということですね。
(柳原)私も東日本大震災の時の避難所では、石油ストーブが実は役に立っていて、やかんでお湯が沸かせて、遠赤外線なので、体の芯まであったまるんですよ。
そうすると外に出ても、なんか暖かいんですよ。
ヒーターの風って空気を暖めるだけで、すぐに寒くなるんですよ。
なので、ぜひ「エネルギーミックス」にして、しっかりと暖をとってほしいなと思います。
(太田)イメージとしても、電気が使えない想定で何ができるのかと考えなきゃいけないですね。
(柳原)そうですね。エネルギーミックスでぜひ、寒さに備えてほしいと思います。
(百市)KBCラジオ「みんなで防災」
今週は「しほママに聞く防災術 その6」をお送りしました
しほママがアサデスKBCの佐藤栄作さん、KBCの長岡大雅アナウンサーと防災について語る
「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」は、3月1日(土)に行われます。
「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」URL⇒ https://kbc.co.jp/bousai-seminar/
の動画一覧