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唐津市で「心の継承」を辿る:陶芸家 隆太窯 〈1〉 中里健太(佐賀県唐津市)

放送内容

2025年07月06日

2025年7月6日(日)放送の「九州リースサービスプレゼンツ STORY」では、佐賀県唐津市見借(みるかし)を訪れ、唐津焼の陶芸家、中里健太さんに迫りました。テーマは「心の継承」 。

唐津市見借(みるかし)は、豊かな緑に囲まれ、梅雨の時期には雨粒が美しく輝き、水田が光を反射する、どこか懐かしい景色が広がる場所です 。
そんなぜいたくな自然の中で聞こえてくるのは、何かを叩くような「ドンッ」という音 。

音に誘われてたどり着いたのは、中里隆さんが50年前に築窯した「隆太窯」 。
この音の正体は、陶芸の世界ではいまや珍しくなった手動の「蹴ろくろ」でした 。
3代目の中里健太さんは、この蹴ろくろを使い、足でろくろを蹴り、土に職人の思いを伝えています 。
電動ろくろが主流の現代において、足の指先で回転の強弱を決め、手先と連動させて器を作り上げるその姿は、まさに職人技です 。

工房には、中里隆さん、2代目・中里太亀さん、そして中里健太さんの3つのろくろが並び、親子三代で「器は使うためにある」という共通の思いを受け継いでいます 。
彼らが作る器は、美味しい魚を食べる際には相乗効果を生み出すなど、まさに「用の美」が根付いた唐津焼です 。

中里健太さんが未来に残したい風景としてあげるのは、唐津の「鵜殿石仏群」 。
806年に空海が立ち寄り、岩肌に仏様を刻んだのが始まりとされるこの場所は、荘厳な景色の中に様々な表情の石仏が並び、唐津の歴史が隆太窯につながっていることを感じさせるといいます 。
中里健太さんの陶芸への情熱と、唐津の美しい自然、そして歴史が織りなす「心の継承」の物語を、ぜひご覧ください。

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