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被災者の声を聴く 佐賀県武雄市の豪雨災害について その6

番組で紹介した情報

2022年01月12日

「KBCラジオ みんなで防災!」
KBC解説委員の太田祐輔です。
百市なるみです。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。

(百市)今週は「被災者の声を聴く 佐賀県武雄市の豪雨災害について その6」です。

4年前もそして去年も自宅が水害にあい浸水するという被害を受けた佐賀県武雄市の吉田敬幸さんにお話しを聞いています。
去年の水害のあと、吉田さんが経験した避難生活についてお話を聞きます。

(吉田)避難所までの道路が冠水していたので、ボートでは行けたのですが、そこから外に出られる状況じゃないということで、孤立したような避難所ではあったので、しばらく避難所にとどまりました。小さな子供3人抱えているので、子どもが落ち着かず動き回ってしまい面倒を見るのが非常に大変だったというのがありました。運よく、避難所に宿泊する前には私の実家の方に避難をすることが何とかできたのですが、今もある意味は避難生活のような感じで不便な状況の中で暮らしているところです。

(太田)2019年の水害の後にいろんなもの、防災のリュックだとか、あと保険の見直しとかいろんな災害に備えての準備をされたお話を聞きましたが、実際にその時に準備されたものに関しては、2度目の水害の後、どうだったのですか?

(吉田)防災リュックについては、買ったことで安心していた部分があったので、中身を十分に確認してなかったという自分のミスではあるのですが、防災リュックの素材が普通のリュックみたいなような素材をしていたので、雨の中の避難最中でも水に濡れて中身がずぶ濡れになってしまったっていうのがありました。ですから次回からはですね、バックの中身を例えばゴミ袋で包んで入れなおすということをしないといけないなっていう風な気づきもありました。壊れこそしなかったのですが、ポケットの中に入れたスマホもぬれてしまいました。これもまぁ今となってはですね、フリーザーバッグとかに入れて持ち運ぶように事前に準備しておく手もあったなと思います。

事前の準備をそこまでしておけば安心だったかなというのはあります。防災リュックの中には、手回し充電器というのもありましたが、やっぱりそんなにパワーがあるわけではないのと、浸水して気持ちに余裕がない中で、それを避難所で使う余裕もなかなかなかったので、使用することはありませんでした。あと重いパックの食料とかも入ってはいたのですが、持ち運びがとても大変だったので、避難所にはちょっと向かなかったかなと思いました。もっとちっちゃい栄養補助食品とか売ってあるので、そういったものを入れておく方が避難所に行くにはいいのかなという風に思いました。やっぱり想像力をもうちょっと働かせて準備をしておくこと、防災バックを買っただけで安心してはいけないなというのは非常に強く思ったとこです。

(太田)他に、これを入れておけばよかったっていうものありますか?

(吉田)一番困ったのが、着替えを入れていなかったということでした。今回思いの外、早く避難に来ていただいたので、結構着の身着のまま出たというのがあったので、移動の際に服が全身ずぶ濡れになってしまったのですが、着替え持ってなかったので避難所でもその濡れた服のまま過ごすというのがあったので、風邪をひいたというのもありました。

(太田)実際、風邪ひいたのですか?

(吉田)そうですね。子供が風邪をひいてしまいました。
あと、コンタクトをしている方はですね、眼鏡を準備しておいた方がいいかなと思いました。手が汚いままなので、なかなかコンタクトの準備とかも難しいと思うので、眼鏡の用意がある方はもう避難バッグにメガネを入れておくのが一番かなという風に思いました。
その他には、避難所に行った時にも出来るだけ自分の生活の質を下げない準備というものも大事かなと思いました。

(百市)手元にある防災リュックを豪雨の中で運べるのか?中身も本当に必要なものが入っているのか、もう一度確認したいと思います。

今週は「被災者の声を聴く 佐賀県武雄市の豪雨災害について その6」をお送りしました。

太田さん来週は?

吉田さんに2度の水害を経て得た現在行っている準備や心構えについてお話を聞いています。

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