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筑後の防災おじさん 吉武章さんに聞く その6

番組で紹介した情報

2022年03月23日

「KBCラジオ みんなで防災!」
KBC解説委員の太田祐輔です。
百市なるみです。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。

(百市)今週は「筑後の防災おじさん 吉武章さんに聞く その6」です

(太田)防災服姿で様々な場所で、防災啓発活動と災害復旧のボランティア活動をされています筑後市の防災士 吉武章さんに防災への思いについて話を聞いています。
地域で避難訓練を自治体と連携して行うなどの活動をしている吉武さんが自治体などに対してこうしたらもっといいのにと感じていることを聞いています。

(吉武)各自治体の首長たるものは、もっと防災の方に目を向けて、予算をつけてもらわないといけないと思います。あとは型通りの訓練を何とかしてもらいたい。年に一回とかの地域の水防訓練、避難訓練だとよく言われますけども、首長がどのような取り組み方をするかによって、その自治体の防災に対する意識の差が大きくなると思います。
熱心なところはかなり熱心に取り組んで、予算もつけて、防災担当課、総務課の防災担当の購入予算を組んで、総務課の方で企画をしてやっているところもあります。
ところが、その防災担当部署の人も公務員なので、人事異動があるのですよね。そして熱心な人が異動してしまう。それで一生懸命取り組めていない自治体もかなりあります。

(太田)ほかにこうすればというものはありますか?

(吉武)県の国際局の方と一緒に、外国人に避難所生活体験をしてもらうイベントで各地を回らせていただいています。その時に外国人の人たちが言うには、テレビなどの情報が日本語だけで流れるのが困るそうです。ベトナム語とか中国語じゃなくて、「英語」でいいです。日本語以外で情報を一緒に流していただいたら「助かるなぁ」。もっと「避難しやすいな」という声が非常に多かったですね。

(太田)外国人への情報の出し方ですね。

(吉武)はい。

(太田)これって、国や県だけじゃなくて、我々マスコミも取り組まなきゃいけない1つの要素ですね。

(吉武)是非お願いしたいですね。

(太田)マスコミに関して、我々 KBC も含めてですが、ここをこうして欲しいとかありますか?

(吉武)フェイクニュース、たまに流れます。そのようにどういう判断したらいいのかっていうのをね、教えて欲しいです。

(太田)SNSとかで流される時の虚偽のニュースですね。例えば、熊本地震の時には、動物園から動物が逃げたというような情報が出されて、混乱しました。

(吉武)そういうとき、瞬時に「こういう情報がSNSなどで発信されていますがこれはフェイクです。平気です。大丈夫です」といったそういう細かい情報を伝えて欲しいと思います。


(百市)以前の放送で、吉武さんから外国人の方々が避難所でどんな想いをしているのかのお話を聞きました。それで初めて私、避難所で外国の方々がこういう想いをされているのだと知りました。でも吉武さんのお話がなかったら、それを知ることはありませんでした。
ですから、まずは、吉武さんのような方のお話を聞くことから、訓練の質が上がっていくのかなと思います。町のリーダーの方々がこういった話を聞くチャンスがあるというのも大事ですよね。

(太田)最後にフェイクニュースの話が出ましたけど、被災地に向けて、細かい情報をどう伝えるかは我々マスコミにとっても、各自治体にとっても大きな課題ですよね。災害が発生したときには、そのエリアの命を守るための情報を流し続ける必要性を改めて感じました。



KBCラジオみんなで防災
今週は「筑後の防災おじさん 吉武章さんに聞く その6」をお送りしました。
太田さん 来週は?

(太田)吉武さん、災害時に役立つあるものを作ろうとしています。それはどういったものなのか聞いていきます。

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