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能登半島地震の取材経験から~その5

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2024年04月03日

(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。

(百市)百市なるみです。

(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。

(百市)今週は「能登半島地震の取材経験から その5」をお送りします。

(太田)今年1月1日に発生した能登半島地震。最大震度7の地震により
大きな被害が能登半島を中心に発生しました。
地震発生直後から現場に入り、取材活動を行ったKBCの前田輔 編集長に話を聞いています。

前田編集長が感じた災害に備えて何を準備しておくべきか季節によっても大きな違いがあるそうです。
そのあたりを聞いています。

(前田)今回取材した能登半島で言えば、だいたいこの時期、例えばじゃあ1月に地震が起きましたけれども、
1月と言えば最高気温がだいたい平均で5度ぐらい、気温が、最高です。
最低で言えば、0度ちかく、もしくは氷点下になる日も多いのですね。
実際に、地震が発生して1週間後ぐらいにはかなりの雪が降ったわけですけれども、とにかく寒い。
私みたいに福岡から行って雪に慣れてなければですね、滑るのです、凍ってしまって。
さらにその上に雪もありますって、地面が割れていてどこに亀裂があるのかわからない状態になります。
なので、やはり安全に歩ける靴っていうのがまず重要だとも思いましたし、何より寒さ対策ですね。
地震が起きて被災してしまうと家が崩れる。そうすると、雨や雪を避けるものがなくなるので、当然、布団も濡れてしまうので着ることができなくなります。
防災用の毛布など市町村で備蓄していると思いますが、非常に薄いんですよ。
もうなかなか温まらないですし、やっぱり体は温めるものっていうのが必要になりました。
厚手のコートや体を温めるようなカイロも準備はしていったのですけれども、やっぱそれでも寒い。
ですから、冬はやっぱり体を温めるものがやっぱり準備として必要だと思いますし、
一方でこれは夏に起きたらどうなるのかっていう意味ではですね、
体が涼しくなるような物っていうのも準備しておくっていうのがポイントなのかなと思います。
まあ季節によって、必要なものが変わってくるということですね 。

(百市)前田さんのお話を聞いているだけで、言葉でも伝わるほど、
震えるほどの寒さが想像できるじゃないですか。
夏は夏で暑さに対してのお話になるのでしょうけど、少なからず私たち家族はですね、寒さになれていないですね。というのも、お風呂に入るとき、浴室に暖房がついていて、
震える中お風呂に入る経験さえも私の子供たちはしなくなったのですよ。
これをふと思い出した時、どんどん便利な世の中になって、自然に対しての寒さに弱くなっている。
どうしたらいいのだろうって、そういった災害対策はしていませんでしたね。

(太田)想像することが大事なのです。災害に備えて準備をします。
使いながら貯めていくという「ローリングストック」という考え方があるのですが、それも年に4回、今のこの季節だったら何が必要かを感じながら精査していく。
そういうことをしていくと、比較的、災害が発生した時期によってしっかりとした備えができるのかもしれません。
寒さ対策では、アルミ製の保温シートも100円ショップでも販売されています。
そういったものがあるだけで全然違いますので、そういったものも防災リュックの中に入れて置いて頂きたいです。

(百市)KBCラジオみんなで防災
今週は「能登半島地震の取材経験から その5」をお送りしました。
太田さん、来週は?

(太田)災害に、地域でどう備えればいいのかを聞いています。

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