日本赤十字社福岡県支部の活動 防災ボランティア会について ~前編
番組で紹介した情報
2024年10月02日
(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。
(百市)百市なるみです。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
(百市)今日のテーマは「日本赤十字社福岡県支部の活動 防災ボランティア会について ~前編」です。
(太田)災害時にいち早く現地に駆け付け、救護活動に重要な役割を果たしている日本赤十字社。
その日本赤十字社の福岡県支部には防災ボランティア会という組織があります。個人単位で活動していたボランティアを日本赤十字社福岡県支部の活動を軸に組織化し、設立されたボランティア団体です。
今週はその日本赤十字社福岡県支部 防災ボランティア会の平山 光典(みつのり)会長(76)にお話を伺います。
(平山)現役の頃は製薬メーカーに勤めていました。
現役時代の仕事で6年間ほど、仙台に住みまして、北東北というエリアを担当していたことがあります。得意先が三陸海岸とかですね、岩手とかにもありましたので、何度か仕事で訪問している中で素晴らしい景色とか、美味しい食べ物、心優しい地元の人たちとの交流というのがいい思い出として残っていました。
それが、東日本大震災で様子が一変したことに大きな衝撃を受けまして、災害に対して意識を持ち出して、自分のことということを大事だなというふうなことになりまして、防災士という資格を取ったということです。
その後、日赤の救急法の講習会に参加しまして、登録ボランティアということになって活動していたのですけど、防災に特化した団体がなかったためですね、防災に特化した団体を作ろうという風な話で4名ですかね、当時の4名でスタートしたというのが始まりです。
(太田)最初 4人で始まって、今何人ぐらいいらっしゃるのですか?
(平山)いま23人です。
(太田)23名でどういった活動を具体的にされているのでしょうか?
(平山)赤十字の活動のサポートというのが一番大きな目的です。
近いとこでは、平成29年の九州北部豪雨が発災した翌日には、アセスメントを行うために朝倉市に日赤の職員と入ったりしたりですね、その中で社協とボランティアセンターの打ち合わせなども実際しました。支部の方の指示もありですね、福岡と久留米の救護倉庫から救援物資を朝倉までに届けたというような活動もしています。
杷木中学校で炊き出しという風な活動も行っています。
(太田)後方支援的に活動することもありますか?
(平山)後方支援の方が圧倒的に多いと思います。うまく回るために日赤の職員の人がうまく回るために、福岡が中心であった場合は、この病院の駐車場の整理とか、他県から来た方たちの道案内とか、そういうようなこととかも、あと救護倉庫での救援物資の確認というかですね、そういうのも含まれてくるかと思いますけど。
(太田)災害が発生してない時にはどういう風な活動されていますか?
(平山)大きくは救護訓練っていうのが、研修部の主催が2回ぐらいありますし、その他、福岡県の総合防災訓練、あと会独自での研修会を年3回実施しています。その折々で色々な訓練をしているというのが現状です。
(百市)現地のことを想うだけでなく、防災士の資格をとったというお話からすぐに想いを行動に移されているのがすごいなと思いました。
(太田)日本赤十字社の活動の後方支援っていいながら、一番大事な部分も担っていたりするんですよね。76歳という年齢を感じさせませんでしたね。
(百市)きょうのテーマは「日本赤十字社福岡県支部の活動 防災ボランティア会について~前編」でした。
このような日本赤十字社の活動は、みなさんからの寄付によって成り立っています。
寄付の方法など詳しくは、日本赤十字社 福岡県支部のホームページをご覧ください。
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