2019年、福岡市南区にオープンした、旅行自転車「ランドナー」とビンテージ自転車専門店「旅の自転車店プラットホーム」。
オーナーは、ランドナーを製作できる数少ない職人・野田大介さん。

ランドナーとは、長く乗っても疲れにくい設計のフレームや振動を吸収する太めのタイヤなど、乗り心地だけでなく、積載や耐久性に優れた、旅行に特化した自転車。

フレームの角度が１°違うだけでも乗り心地が大きく変わるという自転車の組み立て。
野田さんはお客の体格や使用目的に合わせて、フレームの角度やタイヤのホイールの組み立てなど細部に至るまでを調整した、フルオーダーの世界に一つだけの自分の自転車を作ってくれる。
服の着心地と同じように、乗り手に合わせて作ることで、野田さんがこだわっている「最適な乗り心地」が完成する。

そんな野田さんが、未来に残したい風景は「志賀島の海」。
時間があるときはよくサイクリングに出かけ、志賀島はよく訪れる場所だという。

美しい自然を体感するには、自転車の速度はとても適しており、心地よい風を受けながら…その風景を眺めながら走る開放感は何度経験しても新鮮なもの。
スピードや距離など数字を意識したサイクリングもあるが、海を眺めながら休憩したり、のんびりしたサイクリングを通して「自転車で走る楽しさ」とそこで出会う「景色」を満喫している。