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”飯塚事件”第2次再審請求即時抗告審 高裁の証拠開示勧告に検察は応じず

福岡

12/27 21:59

1992年、福岡県飯塚市で女児2人が殺害されたいわゆる「飯塚事件」の第2次再審請求即時抗告審で、高等裁判所が勧告していた証拠の開示について、検察が行わない意向を裁判所に伝えたことがわかりました。

1992年、福岡県飯塚市で当時小学1年生だった女の子2人が誘拐・殺害されたいわゆる飯塚事件では、久間三千年元死刑囚が殺人の罪などに問われ、一貫して無罪を主張する中、死刑が確定し2年後に執行されました。

久間元死刑囚の妻が行った2度目の再審請求で、福岡地裁は6月にこの再審請求を棄却し、弁護側は福岡高裁に即時抗告しています。

10月に行われた福岡裁判所・弁護団・検察側の三者協議では、高裁が検察に対し、証拠のリストや当時の捜査報告書について、開示するよう勧告していました。

弁護団によりますと回答期限の27日、検察は「必要性がない」などとして、開示しない意向を高裁に伝えたということです。

また、証人2人の初期の捜査資料について検察は、「関係各所をかなりの人数で探したが見つからなかった」と回答したということです。

これを受け、弁護団は「真実解明に真摯に向き合って欲しい」と語り、検察に「開示命令」を出すよう、高裁に説明するための準備をしていきたいとしています。

12月27日(金)のニュース