医療搬送用ヘリが対馬東方沖で不時着水 1人死亡
福岡|
04/06 22:03

6日午後、長崎県の対馬東方沖で、医師や患者ら6人を乗せた医療搬送用のヘリコプターが、海上で転覆しているのが見つかりました。
第7管区海上保安本部などによりますと、ヘリは6日午後1時半、対馬空港から福岡市東区の福岡和白病院に向けて飛び立ち、その後、消息不明となりました。
連絡を受けて、巡視船や航空機で捜索していたところ、午後5時すぎ、搭乗していた6人のうち3人が、海上で不時着水し転覆しているヘリコプターの緊急用フロートに、しがみついた状態で浮いているところを巡視船が発見し、その後、海上保安庁のヘリコプターによって救助されました。
残る3人は、航空自衛隊の救難ヘリが発見し、6人全員が福岡和白病院に搬送されました。
午後8時半から会見を開いた病院によりますと、搬送された6人のうち、機長の男性(66)と整備士の男性、女性看護師(28)の3人は意識があり、命に別状はないということです。
一方、男性医師(34)と女性患者(86)、患者の付き添いの男性(68)の3人は、心肺停止の状態でしたが、その後、女性の死亡が確認されました。