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医療搬送用ヘリが不時着水・医師ら3人死亡 運輸安全委員会が聞き取り調査へ

佐賀

04/07 18:29

「いま、海上保安庁の潜水士がヘリの中を確認しています」

6日、医療搬送用のヘリコプターが長崎県の沖合で転覆しているのが見つかり、患者・医師を含めた男女3人が死亡した事故。

7日も、ヘリは海の中にあって海上保安庁の調査が続いています。

運航するエス・ジー・シー佐賀航空などによりますと、ヘリは6日午後1時半ごろ、医師や患者ら6人を乗せ、長崎県対馬市の対馬空港から福岡市の福岡和白病院に向けて飛び立ちました。

その後、午後1時40分すぎ、ヘリの航跡が動かなくなり消息不明となりました。

連絡を受けた第7管区海上保安本部が巡視船や航空機で捜索していたところ、6日午後5時すぎに対馬沖で不時着水し、転覆したヘリを発見。

ヘリの緊急用フロートには、パイロットの男性ら3人がしがみついていて救助されました。

その後、86歳の患者の女性と68歳の付き添いの男性、34歳の医師の3人がヘリの中から発見され、福岡和白病院に搬送されましたが、いずれも死亡が確認されました。

「3名の尊い命を失う結果となりましたことを深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」

佐賀航空は7日朝会見し、飛行50時間ごとにヘリの検査を行っていたほか、出発前のチェックではパイロットの体調に問題がなく、事故原因の特定には至っていないことを明らかにしました。

佐賀航空では2000年以降、複数の事故を起こし、去年7月には、運航するヘリコプターが福岡県柳川市で墜落、パイロットなど2人が死亡しています。

佐賀航空は「事故の後は、社内で全ての機体の健全性や、パイロットの技量を確認していた」とし、今回の事故についても、海上保安庁の捜査や国の運輸安全委員会の調査に全面的に協力するとしました。

運輸安全委員会・調査官「これから病院で入院されている3名の方、それと運航管理の担当されている方に、お話を聞ければ聞きたいと思っております」

運輸安全委員会の調査官2人が7日午後4時すぎ、福岡和白病院に聞き取り調査に入りました。

7日以降、佐賀航空への立ち入り調査なども行う予定です。

4月7日(月)のニュース