医療搬送用ヘリ事故・医師ら3人死亡 運輸安全委員会などの本格的な調査始まる
佐賀|
04/07 18:33
医療搬送用のヘリコプターが長崎県の沖合で転覆しているのがみつかり、患者・医師を含めた男女3人が死亡した事故で、7日、運輸安全委員会などによる本格的な調査が始まりました。
運輸安全委員会調査官「今回3名の方がなくなられてしまったので、しっかりとした報告書を出したいと思っています」
7日午後4時すぎ、運輸安全委員会の調査官2人が、パイロットら3人が入院する福岡和白病院へ聞き取り調査に入りました。
この事故は、福岡市の福岡和白病院に患者を搬送するため、6日午後1時半ごろ、長崎県の対馬空港を飛び立ったヘリが消息不明となり、6日午後5時すぎに対馬沖で転覆しているのが見つかったものです。
運航するエス・ジー・シー佐賀航空のパイロットら3人は救助されましたが、86歳の患者の女性と付き添いの68歳の男性、それに34歳の男性医師の3人が死亡しました。
運輸安全委員会は、調査報告書について「1年を目途に努力するが、機体が回収できるか、データが残っているかなどにより、時間がかかる可能性もある」としています。
また、第七管区海上保安本部も7日、業務上過失致死傷の疑いを視野にパイロットらから事情を聴いていることを明らかにしています。